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ミュート


今回はミュートのお話。

ミュートと言ってもブリッジミュートとは違います。

ここで説明するミュートは余弦のミュート。

つまり不必要な弦の音が鳴らないようにする技術です。



まず念頭に置いて欲しいことがあります。


ミュートはギターを弾く上で常に意識する必要のある技術です。


初心者、中級者、上級者に関係なく必要な技術です。



では色々と説明していきましょう。

まず、不必要な弦の音が鳴るとはどういうことか。


みなさんは音叉って知っているでしょうか。

中学生くらいの時に理科の実験で使ったことがあると思います。

ギターのチューニングに使うのも音叉ですね。



では、ここで少し中学時代を思い出してみましょう。

まず、同じ周波数の音が出る音叉を2つ用意します。

仮にABとしましょう。


少し間隔を開けて2つの音叉を並べます。

そしてAの音叉を叩いて振動を発生させます。

するとポォォォォンという音がしますよね。



ここでAの音叉を手で止めます。

するとどうでしょう、Aの音叉は振動していないにも関わらず


ずっと同じ音が鳴り続けているハズです。



そうです、Aの発生させた振動につられてしまい

同じ周波数帯で振動する音叉Bも鳴ってしまうんです。


これを共鳴と言います。



この共鳴は何も音叉だけに起こり得るものではありません。

もちろんギターでも同じ現象が起きるわけです。




さて、そこが困っちゃうところです。


みなさんも共鳴を体感してみましょう。


エレキギターの人はアンプに繋いで、

アコギの人はそのままでOKです。



例えば4弦5フレットを押さえます。

この時、弦を押さえている指左手の他の部分(右手含む)

4弦5フレット以外の場所に一切触れないように押さえてください。

ピンポイントで4弦5フレットにだけ指を当てて押さえる感じです。


では軽くピッキングしてみましょう。

この時もピック右手他の弦に触れないように

4弦だけをピッキングします。


4弦5フレットの音が鳴っているでしょうか。


そしたら音が止まる程度に左手の指の力を抜きます。

どうでしょうか、同じ音が鳴り続けていませんか。

これが共鳴です。


弾いてみる


ちなみに、この音の場合に共鳴しているのは

4弦5フレットと同じ音程(G音)の3弦開放の音です。

(※厳密にはそれだけではないので注意)



この共鳴は色々と厄介だったりします。

例えばこんな風に弾いたりする時。


弾いてみる


本来は歯切れの良いフレーズのハズなのに

全然歯切れの良さが出ません。


しかし、ミュートして弾くとこうなります。


弾いてみる


この共鳴は思いがけないところで起こったりもするので、

最初にも書いたようにこういった場合だけではなく、

常に意識してミュートをする必要があります。

「じゃあどうやってやれば良いの?」って話になると思いますが


自由です。



と、いうのもですね、ミュートは余計な音が出なけりゃ良いわけです。

余計な音を出さない為にはどうしたら良いかというと

押さえない(音が出ない)程度に軽く弦に触れていればOKです。


ナチュラルハーモニクスの出やすいフレット(3、5、7、9、12等)の場合は

ミュートしてるおかげでハーモニクスが出やすくなるので、

ちょっとだけ触れるポイントをずらしてみてください。


具体的なミュートの方法は以下を参照。

常に意識してギターを弾いてください。




--1.弦を押さえるのに使っていない左手の指でミュート--


一番多くやるのはこの方法です。

特にエレキギターを弾いている場合には

何かしら暇を持て余している指があると思うので、

その時の手の型から無理の無い範囲で余弦をミュートしてあげてください。




--2.左手の弦を押さえている指でミュート--


これはどういうことかというと、

例えば人差し指の先端で任意のフレットを押さえている時、

その近くの弦くらいは人差し指の腹でミュートしようということです。




--3.右手を使ったミュート--


これは左手だけではミュートが間に合わない場合に使います。(※例外あり)

やり方としてはブリッジミュートの要領で余弦をミュート。

主にライトハンド・タッピングをやる時に使います。




--4.左手の親指を使ったミュート--


これはネックを握り込むようにして親指をネックの上側から出します。

その親指を利用して6弦や5弦、4弦をミュートする方法です。


しかし、まぁこの方法は出来なくても良いと思います。

お好みで、という感じですね。

ちなみに管理人はちょこちょこ使います。




どのミュートの方法を練習するかについてですが、

1の方法で間に合わなければ2も併用、

それでも間に合わなければ3も併用という感じです。

大体12だけで間に合います。


コードストロークやアルペジオをやる時には

故意にミュートをせずに共鳴を利用することもありますが、

それについては別の項で詳しく書こうと思います。



ちなみに、共鳴だけに限らず

間違えて隣の弦も一緒に弾いちゃった場合なんかも

ミュートがしっかりしていれば余計な音が出ることは少なくなります。



弦の押さえ方やギターを弾く時の癖で

無意識にミュートが出来ちゃってる場合もありますが、

きっちりと意識してミュートが出来るように練習しましょう。

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