ストラップ選び
というわけで今回はストラップ選びについてです。
まぁストラップ選びと言ってもそんなに考えることは多くないです。
市場には色々なデザインのストラップが出回っていますが、
ストラップとしての目的や機能は大体共通です。
なので、ここでは細々したところについて書きたいと思います。
──ストラップの幅は生死を分ける──
ストラップはギターを立った状態で弾く為につける物ですが、
重いギターやベースを使っている人はちょっとだけ注意が必要です。
ちなみに重いギターの代名詞はレスポール。
メイプルという木材が重いんですね。
さて、重いギターを使う人の場合なぜ注意が必要かというと、
ストラップをつけて立った状態でギターを弾くということは
ギターの重さが全て肩にかかる、ということになるわけですね。
そうなると当然ストラップの幅によって肩にかかる負担が変わってきます。
例えば、釣り糸の先に10kgの重りを付けて素手で持ち上げてみましょう。
きっと指が引き千切れんばかりに痛いハズです。
しかし、ベルトの先に10kgの重りを付けて持ち上げてみましょう。
重いことは重いけど、頑張れば持ち上げることができると思います。
ギターとストラップの場合も同じです。
ギターの重さが同じ場合、ストラップの幅が太い程肩への負担が軽くなります。
重いギターを使っているのにストラップが細いと、
それだけで肩への負担が多いばかりか肩凝りになったりします。
むしろそれ以前にストラップが肩にめり込みます。
重いっていうか痛いです。
なので、重めのギターを使っている人は
幅の広いストラップを選ぶようにしてみましょう。
それだけで随分と楽になります。
特に重くない部類のギターを使っている人の場合は
あまりストラップの太さを気にする必要はありませんが、
「ちょっと重いかな…?」と思うようであれば幅広のストラップを試してみましょう。
──エンドピンを固定しろ──
多くのストラップはギターのエンドピンにそのまま付けることが多いです。
エンドピンはギターのお尻側についてるストラップを付ける部分ですね。
しかし、これはまずい。まずいんです。
大体ストラップをギターへ装着する部分は革で出来ていることが多く、
最初の内は硬いのでまず外れることはありません。
しかし、使い込んでいく内に段々と柔らかくなっていって
ある日突然外れます。
当然ギターは落ちます。
しかし、これはギター界ではずっと前から認知されている問題なので
改善策も色々と用意されています。
例えばDimarzio製のストラップ。
これはストラップとエンドピンが一体化している構造で
ギターにストラップを付けるのではなくて
ギターのエンドピンごと交換するようになっています。
このストラップが外れる時はエンドピンごと抜ける時です。
まずそんなことは無いので安心して付けられます。
この他にもストラップをロックする機構のついた物や
ストラップをつけた状態でしっかり固定するパーツ等、
結構色々な物が出回っています。
ストラップを探す時はぜひ一緒に探してみてください。
最後に、市販のストラップには長さも色々あります。
もちろんほとんどのストラップは長さを調整することが可能ですが、
一番短くなるよう調整してもまだ長過ぎるとか、
逆に一番長くなるよう調整してもまだ短過ぎるとか、そういうこともあったりします。
ストラップを買う場合には幅の広さ・エンドピンへの固定方法・長さの3つを
忘れずにチェックしてくださいね。