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トレモロユニット
1282
: 2012/03/04(Sun) 19:35:13
yopita

井戸端の方から飛んできました。
ひょろりさんこんにちは(・∀・)

トレモロユニットについて質問したいのですが、

まず、僕のギターのシンクロナイズドトレモロではデフォルトでアームアップができませんでした(;´Д`)
そこでフローティング加工も自分で調べてみたのですが、
何を基準にどこまで後ろのバネを緩めていいのか、
その後の調整(オクターブ調整など)や気をつける点などは何をしなければいけないのかがわかりません。
教えていただけないでしょうか?

そして、
そのあとアーミングをしたときにチューニングがずれにくくなる工夫なども教えていただけないでしょうか?
自分のは数回アーミングしただけでもチューニングがボロボロになってしまいます(´・ω・`)

よろしくおねがいします。
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Re: トレモロユニット
1283
: 2012/03/09(Fri) 08:31:00
ひょろり@管理人

はい、yopitaさんこんにちは(´ー` )
返信が遅くなって申し訳ありません。

yopitaさんが買ったギターがデフォルトでアームアップできなかったのは何故でしょうねぇ。
一応シンクロナイズド・トレモロ(以下シンクロ)は
フローティングさせている状態で弾く事を想定して作られているんですが、
それだとチューニングが狂いやすいのでお店側が意図してそうしたのかもしれませんね。


さて、ではまずボディ裏の「バネとボディを繋いでいる2本のネジ」の話をしましょう。
何を基準に緩める(調整)するか、これはアームアップ(もしくはダウン)した時にどれだけ音程を変化させるかを基準とします。
じゃあその基準は?というと、もうこれは個人の好みで人それぞれ違う様です。アームダウンしたい人は低めに、逆の人は高めに設定するでしょう。
いずれにせよフロイドローズ程の可変域は持っていませんので大体みんなアームアップ時に1音〜1音半程度上がる位に調整しているようです。
ちなみに、ひょろりの場合はアームアップしたいので1音半〜2音程度上がるように調整しています。
具体的には6弦12フレットを押さえて最大までアームアップした時に、6弦15〜16フレットの音になるよう調整しています。
まず大体で良いのでフローティングさせてみましょう。

それから、シンクロをフローティングさせる(調整する)ってことは弦からブリッジまでの長さが変わるので
オクターブ調整は必須です。順番としてはシンクロを調整した後にオクターブ調整ですね。


次、シンクロの調整。
アーミング時にチューニングが狂うってのは実は弦とも関係があります。
市販されている多くの弦はボールエンドが付いてますよね?タイヤみたいな形の。
あれがアーミングする度に回転したり微妙に位置がズレたりしてチューニングが狂うわけです。
アーミングしてもチューニングが狂わないっていうのは、
実は【アーミングで狂ったチューニングをアーミングで直す】っていう事に近いんです。
例えばアームダウンして狂ったらアームアップで直すとか、逆もまた然りです。
そういう風に調整します。もちろん基本的にチューニングが狂わないようにも調整しますが。
それはどんな風にして調整するのかというと、前述したボディ裏の「バネとボディを繋いでいる2本のネジ」の締め具合とバネの本数や掛け方です。

と、まぁここまで読んだら実際やってみましょう。
まずはスタンダードにボディ裏のバネを右、中央、左の3箇所に付けます。
次にシンクロを適当に好きな位置にフローティングさせます。
ネジを締めれば固定される方向へ、緩めればフローティングする方向へ。
で、チューニングして、アーミングして、チューニングが狂う。これは正常な事です。
この時、何弦が狂うのかを確認します。1,2,3弦が狂うなら1弦側のネジを、4,5,6弦が狂うなら6弦側のネジを。
大体1/4回転〜1/2回転程度に抑えて、締めるか緩めるかして調整していきます。
そしてまた正常にチューニングして、アーミングして、狂う。これを繰り返します。そうすると、

1.全体的にあまりチューニングが狂わなくなるポジションが見つかってくる。
2.特定の弦だけ狂ってくるポジションが見つかってくる。
3.その特定の弦がアーミングで狂った時にアーミングで直るポジションが見つかってくる。
(4.アーミングしてもほとんど狂わないポジションが見つかる。)

取り敢えずノーマルなストラトなら3.のポジションが見つかればOKだと思います。アーミングでチューニングを調整できるので。
ひょろりもまだるりるり1号機が比較的ノーマルな段階ではこの3.のポジションを維持出来るようにしてました。
4.のポジションは機械的な事も恐らく絡んでくると思います。ペグとかブリッジサドルの種類とかね。

で、シンクロを調整したのは良いですが、それ以外にもチューニングが狂う要因はあります。
主な要因としてはペグポストに巻いてある弦の伸び、アーミングによるストリングガイド、ナット、ブリッジサドルとの摩擦等。
ペグポストに何周か弦を巻くと思うんですが、巻けば巻くほどそこが伸びます。
ひょろりは昔ペグから2個分の長さで巻いてました。(6弦を張るなら4弦のペグポスト辺りで弦を切って張る)
アーミングによるストリングガイド、ナット、ブリッジサドルとの摩擦もチューニングが狂う要因になります。引っ掛かったりしてね。
これは摩擦抵抗を少なくする為のグリスとかが楽器屋で売られていると思います(多分)。
ひょろりは昔ホームセンターで売ってる金属用のグリス(ナットがブラスなので)を塗ってました。
この辺も抑えておかないとシンクロを調整しただけではチューニングは安定しません。

と、まぁここまでやればある程度アーミングしてもチューニングが狂い難い、もしくはアーミングで戻せる状態まで持っていけると思います。
これが出来たら今度は実際に自分がどの程度フローティングさせたいのかをちゃんと決めてやってみましょう。
あとボディ裏のバネを何本にするかとか、どういう風に掛けるかとかもね、アーミング時のタッチに影響してきますので考えておきましょう。
下に書いておきます。


--------------------------------------------キリトリ線--------------------------------------------


ここから下は補足的な内容です。


ストラトに搭載されているシンクロナイズド・トレモロ(以下シンクロ)はフローティングさせている状態を想定して作られているものですが、
あくまでも使い方はサーフミュージック(ベンチャーズとかね)の様な緩いビブラートを想定しており、激しくアーミングする事は想定されていません。
そんなレオ・フェンダー(開発者)の考え方を真っ向から無視したのがジミ・ヘンドリックスやリッチー・ブラックモアなんかです。
ジミヘンの激しいアーミングプレイを聞いたレオ・フェンダーが「あんな使い方をするもんじゃないんだ!」と激怒したのは有名な話です。
つまり、そもそもサーフミュージック向けに開発された物なので激しくアーミングをすればチューニングは当然狂います。めっちゃ狂います。
どの位狂うかっていうとポール・ギルバートが「こんなにチューニングの狂うギターでソロを弾くのは大変だねw」とか言っちゃう位狂います。

ボディ裏のバネの話についても書いておきます。
これはチューニングが狂う狂わないというよりアーミング時のタッチの話になると思います。
強いて言うなら本数が多く張力が強い方がユニットが動き難い=チューニングが狂い難くなるとも考えられなくは無いですが、
結局力入れてガンガンアーミングしたら同じ事ですからね。
それに使用している弦がライトゲージでバネが4本も5本もあってもユニットの張力が強すぎて動き難くなるでしょうし、
逆にヘヴィゲージで尚且つバネの本数が少ないならこれもユニットの張力が弱すぎて動き難くなるでしょう。
まぁ多けりゃ良い、少なけりゃ良い、みたいな話じゃないって事ですね。
ちなみに、大体の方は2〜3本掛けだと思います。3本の場合は普通なら左端、中央、右端。
2本の場合はネジを掛ける場所が5箇所ありますので、6弦から見て2個目と4個目に真っ直ぐ張る。
また、変則的な掛け方として代表的なのはネック側2個目とブリッジ側1個目、ネック側4個目とブリッジ側6個目の様にV字形に張るというもの。
この斜め掛けは3本掛け、4本掛けでも使うことが出来ます。微妙に張力も変わるので色々試してみても良いと思います。
ちなみにひょろりは普通の3本掛けです。昔1本〜5本まで考え得る限りの張り方を全部試しましたが、結局3本掛けに落ち着きました。


あぁ…なんか超長ぇな、疲れた('A`)
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Re^2: トレモロユニット
1284
: 2012/03/09(Fri) 22:17:21
yopita

ご丁寧な回答ありがとうございます!

最初の段階として書かれていた裏のネジを緩めて一音半前後アームアップできるようにフローティングするところなのですが、
6弦の12フレットでおよそ1音半アームアップできるようにして調整していったのですが、
そうすると1弦ではMAXまでアームアップしても半音程度しか上がりません。

これはこういうものでいいのでしょうか?

なんとか1弦と6弦のアームアップの具合を合わせようとネジを緩めたままバネをいじったりしてたらネジ穴からネジがスっぽ抜けてしまいました(;´∀`)
明日木工パテを買ってやり直そうかと思ってます(笑)

またまたお手数をおかけしますがよろしくお願いします。
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Re^3: トレモロユニット
1285
: 2012/03/10(Sat) 05:50:14
ひょろり@管理人

いえいえ、どういたしまして。

> 最初の段階として書かれていた裏のネジを緩めて一音半前後アームアップできるようにフローティングするところなのですが、
> 6弦の12フレットでおよそ1音半アームアップできるようにして調整していったのですが、
> そうすると1弦ではMAXまでアームアップしても半音程度しか上がりません。
>
> これはこういうものでいいのでしょうか?

こういうものです。
ひょろりのギターでも確認しました。
確かに1弦は最大までアームアップしても半音位しか上がりません。
多分これって物理学的な話になってくると思うんですよね。
ひょろりは理系苦手なので分からないんですが、なんででしょうねぇ。
まぁ物理学的な裏づけはともかくとして、そういうもんです。

ネジすっぽ抜けましたかw
まぁ何事にも失敗は付き物です。
ネジ穴がバカになってなければ木工パテは不要だと思いますが、
ネジを締めても締めてもすぐ引っこ抜けてしまう様なら一度埋めた方が良いかもしれませんね。
ただ、木工パテは乾燥すると本当に硬くなるのでネジ穴を再度あけるのが大変です。
頑張ってください( ̄▽ ̄)

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